たった1枚の7インチ（"Something To Be Done"）のみがリリースされ、その他の音源はすべてお蔵入り...。

シカゴのソウル/ファンク・グループ、MASTER PLAN INC.が1973年から1984年の間に録音していた未発表音源をUKのレーベルJAZZMANが発掘し2013年にリリースしたもの。

すなわち、2013年の本作リリースは決してリイシューではなく、この時初めて日の目を浴びたんです。

正直、「なんで当時リリースされなかったんだ...！！」としか思えないのですが、それが時代と共に価値観と耳が変わるということなのかもしれません。確かに完全にレアグルーヴな音。後世になって改めて評価された音、決してリアルタイムでは評価されなかった音なのかもしれません。

レアグルーヴ名盤Mighty Rydersを連想させるホコリ臭さとFUNKYさ/メロウ感のバランス感覚も最高。

中でも自分はドラムブレイクから始まる"Try It, You'€™ll Like It"が大好きで、この曲は7inchカットもされているので、DJの際はほぼバッグに入ってます。哀愁感と温かさがたまりません。そういえば自分の好きなSOULって"Try"ものが多い気がしてきました。まぁ、SOULは得てしてLOVEとかTRYとかAGAINとかLADYが多いんでしょうけど。

あ、"Special Love"も最高だなー。

とにかく本当に良い作品なので、お時間ありましたら是非聴いてみてください。