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レペゼンするということ
2018-2- 5 (12:00)

レペゼンするということ

posted by The?love

レペゼンするということ

レペゼンとは、「その土地やマチの出身・そこからやってきた」といった意味合いで、ラップをする者がよく口にする言葉だ

若かりし頃の自分も、むやみやたらに「レペゼン釧路」と言っていた記憶がある

地元のことを何も知らずに「何がレペゼンだ」と、そのうち自分自身で嫌気が差して言わなくなったのだが

今だからこそレペゼンするということを、別の視点で捉えてみれるような気がする

例えばウイスキーでいうと、アイラモルト


スコットランドのアイラ島で生産されているそのシングルモルトウイスキーは、その場所・その環境だからこそつくることのできるウイスキーであり、アイラ島の地質や環境、その土地の素晴らしさをレペゼンしていることにならないだろうか

釧路地方にある厚岸町にもウイスキーの蒸留所があるが、同じようなストーリーがそこにあると思う

また、特産品の「牡蠣」についても生産者の努力や出荷できるようになるまで3年を要すること、厚岸の豊かな自然環境があるからこそ口にすることができ、「牡蠣を食べるということはその海、そのものを食べることだ」と、生産者の話しを聞いたことがある

それは、牡蠣が厚岸の海の豊かさをレペゼンしていることにならないだろうか

レペゼンするということは、その「ヒト・モノ・コト」を通じて、その人自身やその土地、マチのストーリーや魅力を知ること、または味わうことができる一つの切り口になるのかもしれない

あなたの身の回りの「ヒト・モノ・コト」をレペゼンさせてみると、意外な背景や映像が浮かび上がるかもしれない

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